ソラチカルート渋滞、どう対処する?3つの選択肢と僕の選択

みなさんこんにちは。陸マイラー活動は順調でしょうか。今回は、僕が最近ぶち当たった「ソラチカルート渋滞」の問題についてと、実際に僕がどのように対処したのかについて執筆したいと思います。

ソラチカルートは渋滞する!

「ソラチカルートの渋滞」と聞いてピンとくるでしょうか。ポイント界隈における”渋滞”とは、交換するポイントよりも入ってくるポイントの方が多く、大量のポイントが交換できずに停滞してしまうことを言います。

ソラチカルート渋滞の原因は「東京メトロポイント」!

東京メトロポイントは、ANAマイルを貯めるのに必要不可欠なポイントなのは言うまでもありません。ですが、ただ闇雲に交換しまくれば良いというものでもありません。その理由は以下の通りです。

  • 東京メトロポイントには移行上限がある
  • 東京メトロポイントには有効期限がある

東京メトロポイントに毎月2万ポイント(18,000ANAマイル)の移行上限があることはご存知だと思います。
ですが、意外と見落としがちなのが、東京メトロポイントの有効期限です(僕もはじめは考えていませんでした…)。

東京メトロポイントの有効期限は最長2年!

東京メトロポイントからANAマイルへの交換は、月に2万ポイントという上限があるため、ソラチカルートでは月に2万ポイントを超える東京メトロポイントを獲得するとポイントが余ってしまい、渋滞が起こるということはお分かりいただいていると思います。

しかし、ポイントを交換できないだけならまだ良いのですが、最悪の場合、マイルへ交換できずに有効期限を迎え、ポイントを失効してしまうというパターンもあります。

東京メトロポイントの有効期限は、ポイントを取得した翌年度末となります。例えば、2019年4月~2020年3月に取得したポイントは、全て2021年3月が有効期限となります。すなわち、4月に取得したポイントは有効期限が2年あるのに対し、3月に取得したポイントは有効期限がわずか1年ほどになってしまうということです。

察しの良い方であれば気付くかもしれませんが、先述の通り東京メトロポイントからANAマイルへの交換は、月に2万ポイントという上限があります。つまり年間で交換できるポイント上限は24万ポイントです。

ですので4月~3月の間で24万ポイントよりも多く東京メトロポイントを獲得してしまうと、ANAマイルに交換できずに有効期限を迎えてしまうポイントが発生してしまうのです。

ソラチカルート渋滞をどのように対処したのか

では、そのような最悪の事態を避けるにはどのようにすれば良いのでしょうか。もちろん、東京メトロポイントはANAマイルへの交換以外にも使い道があるので、無駄になるという訳ではありません。しかし陸マイラーたるもの、なるべく効率的なポイントの使い方をしたいものです。

ここからは、僕が実際にどのような方法を考えたのか、その中からどの選択をしたのかを書いていきます。

ソラチカルート渋滞対策3つの選択肢

ソラチカルートが渋滞した際に僕が考えた対策は、以下の3つです。

  1. ANA SKYコインに替える
  2. ANAマイルに替える
  3. JALマイルに替える

それぞれの方法とメリットを見てみましょう。

1.ANA SKYコインに替える

まずは、GポイントからANA SKYコインに替える方法です。
Gポイントの1GあたりANA SKYコインの1コインに等価交換が可能です。マイルでの特典航空券はプレミアムポイント積算の対象外ですが、ANA SKYコインでの航空券購入はプレミアムポイント積算の対象なので、ANAの上級会員へのステータスアップが狙えます。

上級会員を目指せるということは、俗にいうSFC修行ができます。SFC修行はまともにやろうとすると、最低でも30~50万円ほどは必要となるので、ANA SKYコインを充てられるのはかなりのメリットですね。

ただし、ANA SKYコインの有効期限は取得から1年間です。
この方法を使う場合は、Gポイントで保有しておき、ANA SKYコインを使うときにまとめて交換するのが良いと思います。1ポイント単位で交換でき、交換に必要な日数も2日ほどなので、この方法が最善です。

2.ANAマイルに替える

皆さんがよく知っている、ソラチカルートではワールドプレゼントポイントからGポイントに交換するという流れなので、意外と盲点かもしれませんが、実はGポイントからワールドプレゼントポイントに等価交換することも可能です。

ワールドプレゼントポイント経由でのANAマイルの交換率は、所有しているVISAカードの種類によって異なります(1ポイントあたり、5マイル or 10マイル or 15マイル)。また、ソラチカルートよりは交換率が下がってしまいますが、こちらのルートでは、移行上限が無いのでポイントがある限り無限にマイルを貯めることができます。

3.JALマイルに替える

Gポイントから、Pontaポイントに等価交換をすることもできます。Pontaポイントは、ローソンにて使用可能のお得な引き換えクーポンと交換できることでも有名です。

また、JMB×Ponta会員に登録すると、PontaポイントからJALマイルに交換することもできます。この時、2ポイントあたり1マイルでの交換となるので、Ponta経由のJALマイル交換率は50%となります。

ANAマイルと併せてJALマイルも貯めていきたいという二刀流志向の方にはかなりおすすめのルートです。

僕が選んだのは「Gポイントとして保有」その理由は…

さて、様々なポイント活用法をご紹介しましたが(もちろんこの他にもあります)、僕が選んだ方法は、「Gポイントとしてしばらく保有しておく」という選択肢でした。その理由は以下の通りです。

実質、有効期限がない

Gポイントの有効期限は、最後にGポイントを交換、取得もしくは利用した日より12ヶ月となっています。

陸マイラーたるもの、流石にGポイントを1年間一切手付かずということは考えづらいので、有効期限は実質無制限となります。

また、「陸マイラーはしばらくお休み中だよ!」という方に関しても、先述の通り、ワールドプレゼントポイントとGポイント間で相互に等価交換が可能なので、ここを回すというだけでも有効期限は無制限になります。

負担金無しでのSFC修行を目指せる

陸マイラーが目指したいものの一つとして、SFCホルダーがあると思います。
こちらも上述の通り、Gポイントの1GあたりANA SKYコインの1コインに等価交換が可能であるため、30万ポイント~50マンポイントほど貯めることができれば、なんと現金手出し無しの実質無料でSFC修行を行うことが可能になってしまいます。

これは陸マイラーにとっては非常に魅力的ですよね。

JALマイルへの交換は2週間で完了

ご紹介した、Ponta経由のJALマイルルートは、Gポイントからの交換で、2週間で完了させることができます。マイル到達までに時間のかかるANAマイルに対して、これは大きなアドバンテージとなります。

例えば、1ヶ月後に航空券を取らなくてはならない状況の際に、ANAではマイル交換が間に合わないという場合でも、JALマイルに交換して発券をすれば間に合う(その上、JALの特典航空券は片道のみの発券も可能)ということもあり得ます。

もちろんソラチカルートにも乗せられる

この選択の最も大きいポイントとしては、やはりいざとなった時には従来のソラチカルートに乗せることができるという点です。

何らかの理由で計算ミスがあった時、なんやかんやで年度を跨いだ時、すぐに王道ルートに乗せることができるというのは一番の保証になります。

年間24万ポイントを超える交換には注意

今回はちょっとマニアックだけど、獲得ポイント数が増えてきたら注意しなければならない結構重要な点をご紹介しました。

一番念頭に置いていて欲しいのは、東京メトロポイントへの交換は24万ポイントを超えてはならないということです。ここさえ抑えておけば、せっかくのポイントを失効してしまうということにはならないでしょう!